ルーブリックとは、「習到達状況を評価するための評価基準」のことで、
「この項目はこれができていたら◯点、ここまでなら△点…」のように、各観点ごとに基準を明記し、
教員も生徒も「どこができていてどこが改善ポイントか」がわかりやすい評価方法のこと。
Classroomで出す課題にも、このルーブリックが使えます。
今回は「Googleドキュメントで課題を提出させる、それをルーブリックで判定」というイメージでやってみます。
「授業」タブ→「課題」で、課題を配信。「作成」で生徒に配布するGoogleドキュメントを作ります。
指示は詳しく書いてあげよう。
Googleドキュメントはこんな感じにしてみました。
ひとりひとりに課題を提出させるので、「各生徒にコピーを配布」にすることをお忘れなく。
それでは右側エリアの「ルーブリック」から評価基準を作ってみましょう。「ルーブリックを作成」で、新しいウィンドウが開きます。
このウィンドウで各項目基準を作ります。
項目名・詳しい説明をここに、
ここには各点数や評価の基準を示す説明文を書きます。「+」マークで評価基準数を増やせます。
これで一項目分できました。同様に複数の評価基準を作っていきます。下の「評価基準を追加する」で項目を増やす。
項目を増やすと、このルーブリックの満点が増えます(右端の【 /9】の部分)
保存すると、課題配信ウィンドウの「ルーブリック」の部分が以下のように。
課題を配信すると、その詳細画面で各項目と配点・説明を確認できます。
では、生徒側の画面を見てみましょう。
各生徒は、自分に配布されたデータを編集します。Googleドキュメントでも、生徒は右側のエリアでルーブリックと内容を確認できます。
つまり、生徒はルーブリックを確認しながら課題を行えます。
課題が提出された後、教員はその提出課題を見てルーブリックによる採点を行います。
教員側の画面でも同様に、生徒が提出したGoogleドキュメントの右側エリアにルーブリックが出てきます。
ルーブリックをクリックで選択してもいいし、項目上部の点数欄に直接点を半角数字で記入することもできます。
採点後の画面。
これを生徒に返却すると、生徒側でも「どの項目で何点だったか」がわかり、改善ポイントをすぐ理解できます。
GIGAスクールサポータをしております。
初めてコメントさせていただきます。
担当学校でルーブリックの研修を行う事になりましたので、こちらのページを元に資料を作成させていただきたいのですがよろしいでしょうか?
前職が教師ではないので、基本操作の説明はできても授業に沿った説明が難しいと感じておりいつも参考にさせていただいております。
今後ともよろしくお願いいたします。
篠原様、
どうぞどうぞ(*^○^*)!もしよかったらこのブログのURLとかも添えておいていただけると助かります!
ルーブリックはむしろ紙媒体でやっている先生もおられるかもしれませんので、そういう方にそのプリントを貰って、それで作ってみても面白いかもしれませんね!
ルーブリックに出力すると観点別評価が数値化されず合計になってしまう問題。何かご存じですか?
たろう様、
これは現時点でのルーブリックの仕様で、csvやgoogleスプレッドシートで吐き出すのは合計点のみのようです。
各観点別は生徒各個人自分の返却されたものでわかりますよね、ということかと…(*˘◯˘*)